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  • 藤棚

    ゴールデンウィーク、団地の藤の花もたわわになりました。 小学生の頃、運動場の片隅にあった誰もいない藤棚の下によく行きました。 あの甘~い香りと気持ち良さそうな木漏れ日、貴婦人のようなお花がたわわに吊り下がっている様子、シンプルな棚の構造と複雑な藤の木の形。 吸い寄せられるように行くのですが、同じ気持ちの恐ろしい数のクマバチが居て、怖くて思ったよりのんびりできないのでした。 強い日差しの中、藤棚の下でアイスクリームを食べているとそろそろ夏がやってきそうです。

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  • 路地の奥のその奥

    ご夫婦+お子さま一人のご家族で、気になる敷地があるがどうだろうとご相談を受けました。 場所は街中の旗竿敷地。旗竿敷地ということもあり、それなりに価格は低く設定されていると思うのですが、便利な場所ということもあり、なかなかのお値段。 敷地の街づくりの情報を調べたところ、商業地区で大通り近くということもあり、高い建物を建てやすい地域だということがわかりました。結局、それが気になり、書類審査落ちになってしまったのですが。 とはいえ、せっかくなので、敷地を見に行っておこうと、界隈で良い物件があればとの思いもあり、ご希望のエリアに出かけました。

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  • Tシャツ力

    新年度がはじまってみなさまいかがお過ごしでしょうか。 新生活がはじまったうちの次女は新しいクラスになじめず涙。 そんなある日、リンゴをいっぱい描いた娘のTシャツからリンゴをとってお友達にどうぞと渡しました(つもり)。すると、みんな「私も食べたいよー」と寄ってきて、Tシャツのリンゴをぱくぱく。なんとなく輪の中に入っていくことができました。 かわいいだけでなく、人と人をつなぐことまでできるなんて素敵なデザインだなぁと感心しました。 

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  • いしいしんじ さん その場小説

    夫の祖母の本「塔本シスコ 絵の手帳」(平凡社)の出版記念企画で 小説家 いしいしんじさんの『その場小説』をやっていただけることになり、 ギャルリー宮脇へ行きました。 ギャルリ―宮脇は先代こだわりのサロンのような空間。 鉄平石ときれいな色のタイルをまとった外観で、3階まで続く動きあるらせん階段が上へ上へと空間をつないでくれます。 何でもコルビジェの孫弟子にあたる方に設計を頼んだとか。  『その場小説』ってなんだろう?って思いますよね。 いしいさんがある場所に行って、即興で小説を書くというもの。  それはいしいさん×その場所の掛け合いで展開していきます。 今回はギャルリー宮脇のらせん階段を登った2階にぎっちりお客さんを詰め込んで始まりました。 シスコさんの絵は大きくエネルギーが強いものが多いので、小さいスペースに展示するとそれこそ絵の中に入ってしまいそう。 いしいさんはそれをグイッとリードするようにお話を進めてくれます。 ひとしきり絵の世界にダイブしたあと、「おわり」と聞こえました。 今回のお話は雑誌「飛ぶ教室」(光村図書)2015春号 に掲載される予定とのことです。 お楽しみに!

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  • おばあちゃんと家

    実家に帰っていると、突然隣に住む祖母がうちへやってきました。 「最近あそこの障子がほんまええ感じや~」とうれしそう。 祖母と家は連れ添って80年近く! 88歳の祖母は今でも両親が残してくれた家とお庭を大事に自分できれいにして暮らしています。 そして、一生懸命手入れし、付き合った結果、今その障子のピークを見たと言うのです。 これって職人冥利につきるというか、家とこういう付き合い方ができたら本当にしあわせだなぁと思いました。

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  • 春はあけぼの

    ー春はあけぼの。   やうやう白くなりゆく山際、少し明かりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。(枕草子) でしたっけ? 少しずつ夜明けも早くなり、朝日がやさしく起こしてくれるようになってきました。

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  • 塔本シスコ展 リポート

    愛知県春日井市で開かれている「塔本シスコ展」へ行ってきました。 ちびっ子たちは、初めての新幹線でいざ名古屋へ! といっても名古屋⇔京都間はとても早くて40分ほど。 ゆったり座れて乗り換えも少ないので、大阪の実家へ帰るよりも楽なのではと 思ってしまいます。 文化フォーラム春日井に到着。 図書館や音楽ホール、美術館などが一体になった施設です。 当日もコンサートがあったようで、たくさんの人が来られていました。 図書館に来た小学生の女の子たちも、美術館をなんだろうと覗き、 絵を見ていってくれました。

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  • 建築家 横内敏人先生 作品集

    師匠の建築家 横内敏人先生の作品集のご紹介です。 作品集「WA-HOUSE 横内敏人の住宅」。 全45作品掲載!かなり密度の濃い、先生と事務所の想いがぎゅっと詰まった一冊になっています。 先生の作品が創り出される若王子の3軒から始まり、コートハウス型、小住宅、郊外型など、 プランのタイプ別に紹介されています。写真とともに各物件の平面図、断面図が掲載され、 ロケーションに応じた設計手法が勉強できます。 休みの日の午後、天気もいまいちだしなーというときなど、ゆっくり本に入りこんで味わってみてはいかがでしょう? そんな光の優しい日が先生の建築をより美しく感じられます。 

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  • 原則再建築不可

    リノベーションをご検討中の方と物件を一緒に見に行きました。 最終的に金額交渉がうまくいかず、今回は見送ることになったのですが、一つ勉強になりました。 みなさんも土地探しで、なかなか思う金額で土地がみつからないなぁと探していたら、 「え!なんで、なんで。」と喜んだのもつかの間、再建築不可の記載にがっかりしたことありませんか? 今回の物件もそういった物件で、再建築不可も了解済みでご購入を検討されていました。 再建築不可の理由は建築基準法上の道路に接していないため。 ただ、わりと新しい建物だし、どうやって建てたのかなと調べてみると 建築基準法43条但し書きの許可申請により建てられていることがわかりました。 これは、建築基準法上の道路に接していなくても、広い空地が周囲にあったり、農道等に接している、 今回の敷地のようにある一定の幅員がある通路で、道路に有効につながっていれば、建築できる可能性があるというもの。 土地を購入される方にとっては建つか建たないか確認できていない土地を購入するのは、リスクが高いですが、 京都市では、新築図面作成前でも、土地周辺の登記簿や公図等必要な書類を用意すれば、 事前相談という形で、おおよそ建ちそうかご判断いただけるそうです。

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  • うれしいお便り

    まだまだ寒いですが、少しずつ春の気配がしてきましたね。 寒いのが苦手な私はほっとするとともに、いざ冬が終わると思うと名残惜しいような気もします。 そんな頃、昨年お引渡しさせていただいた、「楠葉の家」のご夫婦からお便りが届きました。 新しい家族が増えたよ!というお知らせでした。本当におめでとうございます! 設計中はまだお二人でしたが、いろいろ想像を膨らませていたので、それが現実になるようで、 ドキドキしてしまいました。そういう嬉しい節目に関われるもの、住宅設計の醍醐味かなと思います。

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