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  • 石井修誕生100年記念展

    建築家・石井修さんの100年記念展に行きました。 勤めていた時、初めて担当させてもらった物件が石井さんが多く作品を残されている目神山で当時工務店の方と一緒に目神山を一回りしながら見に行ったのですが、敷地の外側からはあまり建物が見えなかったことを記憶しています。 そのあと雑誌•建築知識の企画で石井さん、美建出身の木原千利さん、竹原義二さん、安原三郎さんが勤め先に見えられる機会があり、私は先生方の対談に耳を澄ましていました。石井さんは当時担当させてもらった目神山の物件に気付かれ「あれは君だと思ったよ」と私の師匠の横内先生に話されていたこと、線が細い京都風の意匠は好きなのに自分が作るとなるとしっかりしたズドンとした木を据えたくなるというお話など穏やかな声が聞こえました。それから15年以上経ち、今回のような展覧会があると、皆さん個々に活動されているようでも、こうやって何かを渡しながら業界全体として文化繋いでいっているんだろうなと最近思います。

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  • 基本設計(京都)

    先延ばしになってしまっていた模型を作成しました。 新築の場合は敷地に行き、ここで長く過ごすにはどこで何をするのが良いかなどを、イメージし、形にしていきますが、内部からの感覚で譲れないと思っていたことも模型を作るとやはりここは合理的にいっておこうと整理できます。 建てこんだ街中ですが、幸いにも東側の前面道路側に加え、奥の西側にもビルの谷間にできた長ーい余地があり、ぜひともそれを取り入れさせていただこうと計画しています。現状いい町家が建っていて、痛みや規模を考えるとそれを残すことは難しいですが、庭は今の位置に残ります。すこしずつ変わっていく街も昔の気配を残しながら変化していくのですね。

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  • 国際教養大学図書館

    秋田ついでに空港近くの国際教養大学の図書館を見学しました。 中は大きな和傘を半割したような空間でした。木が苦手な曲線を鉄が補うという感じでその取り合いなど勉強になりました。 一方で天然木の大胆な割れを見ていると、取り合った部分が完全に力が伝わっていくというよりはその不完全さを考慮した上で全体で持たす考え方が必要なんだろうなと思いました。

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  • 建築作品賞 (丹生川の古民家)

    秋田芸術劇場ミルハス。見る蓮?「第2回 日本建築士会連合 建築作品賞」で、 「丹生川の古民家」がリノベーション部門で奨励賞とU40賞をいただきました。 設計から考えるとずいぶん経ちましたが、ご協力いただいた関係者皆さまありがとうございました。 よろしければ、下記リンクご覧下さい。

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  • シスコ・パラダイス|滋賀県立美術館

    夫の祖母、塔本シスコの展覧会が滋賀県立美術館で始まります。 塔本シスコ展「シスコ・パラダイス」  ~かかずにはいられない!人生絵日記~ 回顧展最後はめくるめくエイサーの絵でカーニバル感満載です。 夏休みに美術館へ。 ぜひ足を運んでいただけましたら幸いです。

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  • 企画設計(京都)

    さて、企画設計をしております。 場所は京都市内のウナギの寝床敷地。現在は町家、これもなかなかいい基本の町家という感じで、残したい気もします。 東側接道で前面道路幅員は4m以下。道路を挟んだ東お迎えは3階建の住宅。南北の建物は例のごとくぴったりと建っています。南側隣家は2階建。北敷地は宿泊施設4階建。都会的な建て込み具合です。 ただ、落ち着いた表の路地から町家の中に入ると表の静けさとは違って奥庭が明るく光っていました。 奥庭の奥は北の新しい宿泊施設の機械置場になっていて、15mほど細い空地が続きます。見上げると、西空にぬけがある。 ご希望は車置き場がある3階建で、できればカーテンを閉めっぱなしにせず外を感じられる場所がほしい。 ご要望と敷地面積を考えると、何とか坪庭がとれそうで奥だろうなと思いならがも、いくつかパターンを検討する。

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  • 建築作品賞 現地審査(丹生川の古民家)

    コンテストの現地審査に来ていただけることになり、高山へ。 今回は攻めの姿勢でと色々用意してのぞみましたが、窓外から聞こえてくる川音にみんなで耳を澄ましたり、ほっこりでした。 学生時代からお世話になっている施主の美味しい手料理をご馳走になっていると、一回生の春に彼女の下宿先の本棚に佐藤さとるさんのコルボックルシリーズが並んでいて、友達になれるかもと思ったのを思いだしました。

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  • 現地調査(京都)

    京都市内で建築をご検討中のお客様と敷地を見にいきました。 既存の町家は取り壊し予定ですが、更地と違い2階の印象など確認することができますので、上がらせていただきました。

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  • シスコ・パラダイス|岐阜県美術館 リポート

    行ってきました!シスコ・パラダイス in岐阜。 ここ15年ほど塔本家のシスコさんの絵を広める活動を見てきましたが、65年ほど前、画家である息子の賢一さんがシスコさんの絵に心を動かされてから始まったこの活動は家族を巻き込み、ぐるぐると大きくなりながら色んな方の心を動かし、お義姉さんのがんばりでさらに加速されて、こんな素敵な美術館にまで、私たちを連れてきてくれるようになるものなのだなと思いました。 師匠の娘さんがたまたま見つけて来て下さったり、離れているのにまた繋がってしまうのはなんなんでしょうね。

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  • architecturephoto(丹生川の古民家)

    2022.3.3(ひな祭り) アーキテクチャーフォトで”丹生川の古民家”をご紹介いただきました。また、「住宅建築2022年4月号」にも掲載中です。 こちらも合わせてチェック下さいませ。

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