京都国際写真祭の一環のマルティン・グシンデ写真展に行きました。
会場は京都市役所前広場。大きな広場に現れた紙管とポリカの波板でできた仮設建築物。
設計は建築家の坂茂さんです。

パタゴニア南部に位置するフエゴ諸島の絶滅してしまった先住民の方たちの肖像です。
主に、儀式をする時の変装のようなのですが、かなり強烈な、例えば、裸の体をしましまに塗って仮面をかぶったり、動物の毛皮を全身にまとったり・・そんな写真がずらりと並んでいました。
東西南北の空におそらく各空のもたらす事象に基づいた名前がつけらているのも印象的でした。
神や自然と人間をつなぐ役割のシャーマンは鳥に似せた格好をしているものもあって、向こうが遠い時代、どこの国でもお空の向こうやお山の向こうから飛んでくる鳥は、神様のお使いのように感じたんだなぁと思いました。

起こっていることがまだ証明できない時代、感覚的に決めらたものは、今の私たちにも直観的に理解できるように感じます。

とにかくなりたいもののイメージに直結するような奇抜なスタイルは、ファッションや舞台芸術がお好きな方も楽しめそうな展示でした。