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基本設計お打合せ

今年はしっかり梅雨だなぁと思ってましたが、久々の梅雨の晴れ間。
晴れるとすっかり夏がきていることに気づきます。

先日、柿本町の町屋の建主と基本設計の打ち合わせをしました。
基本設計とは、その建物の方針・骨格を決める段階です。
企画設計で気に入っていただいたプランをより精密に法規性・構造・仕上げ材のおおよそのイメージ等をつめていきます。

当事務所では
平面図 縮尺1:100
断面図 縮尺1:100
模型
等で現段階での設計内容を建主と共有しています。

今回は模型を1/50の縮尺で作成し、内部の構成も見ていただきました。
建坪12.5坪、間口2間半にいかに暮らすかというテーマでした。
あれこれ考えたのですが、動線面積を節約するには階段と廊下を兼ねれば良いんじゃないかということで、半階ずつ上がるスキップフロアの案に決まりました。
2階の南側に居間があり、広めにとった半屋外的なテラスと一体に使ってもらえるようお作りしたいなと考えております。

企画設計の段階で階段の上に細い直射日光を入れたらきれいなんじゃないかという理由で天窓をとっていたのですが、模型で検討した結果、南北の窓に集中した方が良さそう、メンテが心配ということで、中止になりました。
テラスの腰壁の高さが要検討事項となりました。街中なので目隠しした方が良いけれど、あまり高くするとうっとおしい気もするし・・ということで悩んでおります。やはり模型を作るとより具体的にイメージできます。

そんなことを共有し、いよいよ実施設計です。
この物件の前のお話は「街中パッチワーク(柿本町の町屋)」へ。
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