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興石指物部

和室照明はいつも難しいところ。
ダウンではモダンになりすぎるし、畳に寝転んだ時に光が眩しい。
壁が少なく、壁付けの照明をきれいに付けられそうにない、というわけで、天井につける照明をお作りいただくことになり、大徳寺前の興石さんに。
勤めていた時に家具でよくお世話になっていましたが、ショールームは初めてお伺いしました。
同寸の候補照明。竹の骨組み。
お花の形の希望照明。
もともと丸になっていた下面の形をお客様の「もう一声!」の希望を受け、多角形にすることにより、仕事を簡略化し、生まれたそうです。それでもいい仕事です。
天井高が低い部屋への設置の予定で、通常ペンダントのところをシーリング形状に変更いただきました。
どういったイメージになるか同寸の照明で確認。
その他こんなかわいい照明も。
いろいろ制作秘話をお伺いし、どれも無理だと思える要望の向こうに新しい形が生まれるのだなぁと物づくりの共感を覚えました。

そして、やっぱり私が一番気になったのは、この事務スペース。
ガラス張りのお店の中に障子紙で囲まれた一角。
事務スペースになっています。雑然としたものは見えなくなるし、中は光だけが通って、障子の中の空間。
夜はここが光って大きな行燈のようになるそうです。
いちいちにくい演出に勉強になりました。
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