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  • 敷地調査

    雪が散らつく中、冬の湖東(琵琶湖)へ。 敷地調査に行きました。 水路の音が響く集落内。建物の多くは焼き杉の外壁、瓦、べんがら塗がよく見られました。 敷地は集落と田園の際で南側竹藪の向こうには田園地帯が広がります。

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  • 植栽計画(ひみつの花園)

    植栽計画のため、勉強も兼ねて造園屋さんに庭木屋さんの古川庭樹園に連れて行っていただきました。 場所は大阪南部の南河内にあり、この辺りは造園の樹木の栽培が盛んだそうです。どこまでが園内かわからないような広大な敷地で一山全部くらいにもらわれていくのを待っている木たちが品種ごとに植えられている、という感じでした。建築家や住宅メーカーのお庭、USJなどの施設まで幅広く樹木を卸されているそうです。コーヒーまで入れていただき、いろいろおもしろいお話をお伺いしました。美建の石井修さんからのきっかけで、安藤忠雄さん、藤本壮介さんなどたくさんの建築家の方が来てくれたお話、土に空気を含ませ植物を育てる仕事の可能性、樹というすぐには育たないものを扱いながら時代の流れを読むむずかしさ、大阪市内につめつめに建築をつくることをやめて、大きい公園を作るのはどうかなどなど興味深くお話をお伺いしました。

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  • 階段♡

    階段がとりつきました。 上下階をつなぐ重要な要素で北側の採光と上へと誘う階段。 コンパクトな軽い階段になっています。 費用との兼ね合いで既製品を駆使して計画していたのでうまくいくか心配でしたが、 メーカーさんの協力もあり、大工さんがバシッとおさめて下さいました。

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  • 仕上げ検討(ひみつの花園)

    仕上げ工事に向かって、仕上げ色の最終検討。 小さなサンプルで選び、大きなサンプルを取り寄せ。 面が大きくなると、明るく見えますので、できるだけ大きなサンプルで確認します。 室内でまず見比べて、自然光の下でもう一度確認。そんな繰り返しです。 その内容で決め、建主とお打合せという流れになります。

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  • 足場とれました。(ひみつの花園)

    冬の寒空の下、いよいよ足場がとれました。 中庭は外の部屋のような空間にしたく、中庭に面した部分の外壁のみ、優しい印象の左官壁にしています。

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  • メルカテッロとつづきの話

    「メルカテッロの暮らし」の続きの話です。

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  • メルカテッロの暮らし

    本のご紹介です。 「メルカテッロの暮らしーイタリアの小さな町で考える、日本の都市の可能性ー」(藝術学舎) 建築家の井口勝文先生と画家の井口純子さんご夫婦のイタリアのメルカテッロという小さな町での暮らしとそこからの街づくりの考察、旧市街でのご自宅の町家改修体験談も収録。その他、町の人へのインタビューがたくさん載せられているのですが、そこに暮らす人がどのように町に関わり、また戦後の激動の時代をどのように生き抜かれたかなど、どのお話も味わい深く楽しめました。インタビューからは随所から価値観や人生観が感じられ、「自分にとっての幸せって何だろう。」と考えさせられます。人々の価値観が町の形になっていくと思いますので、ぜひ専門の方だけでなく皆さんに読んでいただきたい一冊です。お値段がなかなかですが、私は一講座受けたと思って購入しました。キンドル版も有。

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  • 撮影会(丹生川の古民家)

    お引越しをされ、少し落ちつかれたということで、撮影にお伺いしました。 なかなか設計した住宅に泊まれる機会はないのですが、ご厚意で1泊させていただけることに。 1泊目は夕方到着して、少し撮影して、終了。 薪ボイラーで炊いたお湯でお風呂に入らせていただきました。 そのあとは、ホカホカにあったまった体で後ろから薪ストーブに温められながら、美味しいご飯をごちそうになっているとすぐに眠くなってしまいそうでした。 次の日は早起きして近所を散歩し、朝から撮影。 朝は雲が多いなと待っていると、日が昇るとともにみるみる晴れてきて、光が少し強くなりすぎた反省もありますが、とりあえず、私の力量で撮りました。 最後はお近くのママカフェ(なぜか赤ちゃんを連れた女性ばかりのカフェ)で サバディン(沼津産)サンドをいただき、お土産にもサバディン缶2つ。 お施主さんが美味しいものを良く知っている、はたまたお料理上手なのか、魚に、野菜に食べ物の美味しい高山です。 この先はソファなど家具を作りたしていって下さるご予定とのこと。 写真はまだ未完の部分もありますが一旦アップできればと思います。

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  • 屋根葺き工事、中間検査(ひみつの花園)

    中間検査前に木構造の施工状況の確認に行きました。 自治体にもよりますが、木造住宅の場合、棟上から少し経ったタイミングで、 柱、梁などの接合部分に十分耐えうる金物がきちんとついているか、図面通りに 施工できているかの法定の検査があります。 屋根の上では板金屋さんが換気棟の作成中。

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  • まじょたく

    本のご紹介です。 夫が娘たちに買ってきた「魔女の宅急便」。 まだ早すぎたーと言って置いてあったのですが、気になって初めて原作を読みました。 思春期の魔女の女の子が独り立ちから仕事を始め、里帰りまでの物語で、映画がリンクするところもあり、いっきに読みました。 一人暮らしを始めた時のワクワク感を思い出したり、最後はお母さんの気持ちになって娘たちにもこんな時が来るのかしらとホロっとしました。 独特のきらきら感があり、描写でそこに引きこまれたりして、建築という現実的な空間で人を引きこみたいとあれこれ試行錯誤している身としては、文字で物理的なことも超えて引き込むことができるのは羨ましくも思えました。 いろいろ失敗したり、考え込んだりするシーンは魔女の宅急便屋さんではないですが、共感できて、「落ち込んだりもしたけれど、私元気です!」みたいな気持ちになれます。 読んで一番体に残った感覚は、飛ぶということ。 普段と違う目線で見下ろす景色や、重力のかかり方が変わったような気がして、体がいつもより軽くなった気分がします。屋根にもこだわりたくなります。 結局、私は読むことが止められず、全巻大人買いして読み切ってしまいました。 秋の夜長にいかがでしょうか。

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