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  • みんなの家 土地探し

    私ごとながら12/7に長女が3歳になり、お母さん3周年を迎えました。 どんどん変わっていく立場に自分でも消化できないまま、月日が流れましたが、 気づけばお母さんという立場にも少し慣れたように感じます。 そして、何とか「みんなの家」を用意できないかと、時間を見つけては、土地を探しに行っています。 プロジェクトさえどうなるかわからない、まだまだ夢の話なのですが… こんな仕事をしながら、自分の住まいに関してはあまり興味がなかったのですが、 いざお母さんになってみると、「みんなが安心できる場所がほしい」という想いが湧いてきました。 建主さんから「子供に少しでも良いものを残しておいてあげたい!」という強い想いを聞いたり、あるお父さんに、「ここが自分の家という帰れる場所を子供に用意してあげたかった。」というお話を聞くうちに、住宅というのはそんな想いが形になったものなのかなと思うようになりました。 家族の場所を用意するということは、自分が教えてもらった温かさのようなものを伝えていきたいという行動の一つのようにも思います。

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  • ペレットストーブ

    寒くなってきましたね。 京都に住んで、十数年になってきましたが、どうしても京都の冬の寒さは克服できないでいます。 毎年寒くなるにつれ、肩に力が入ってきて、ぐっと寒さに耐え、だからこそ春が来た時の嬉しさは増したようにも感じるのですが・・・ そんな気持ちも相まってか、ペレットストーブとはどんなものだろうと見に行きました。 ペレットストーブはペレットという木材を加工したものを燃料にしたストーブです。 形状は薪ストーブに良く似ていますが、電気の力を少し借りて、安定した暖を取り入れやすくなっています。 感覚的には灯油ストーブと薪ストーブの中間くらいとのことです。 京都市は地産地消を目指し、京都の山の間伐材でペレットを生産し、それを市民に燃料として使ってもらうことにより、 林業を少しでも活性化し、人が入らなくなったことにより、荒れてしまった山をなんとかできないかと考えているようです。

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  • クウネル

    夫の祖母、画家 塔本シスコをクウネル 2015.1月号(マガジンハウス)に掲載いただきました。 縁あってシスコさんの親戚になりましたが、その絵は、日常の喜びを、 素直にそして大胆に喜んで良いんだと強い気持ちにさせてくれます。 書店で見かけられましたら、ぜひお手にとってご覧ください。

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  • かりん

    この春から勉強も兼ねて、東大路高野第三住宅という高野川のほとりの団地に住んでいます。 もともとはカネボウの紡績工場があった場所で、この団地を造るときに、その工場の煉瓦の趣を残そうと、煉瓦と緑あふれる街をコンセプトに街づくりされています。団地は築30年を超えてきましたが、今も住人の方にとても愛されていて、改めてデザインによる付加価値の重要性を考えさせられます。 庭は落葉と常緑がバランス良く、植えられ、一年を通して木々を楽しむことができます。 驚くのは、その管理の良さで、落ち葉もすぐに集められ、造園屋さんもシーズンごとにお見かけするように感じます。

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  • 北側接道?南側接道?

    南北に奥行の長い2つの敷地で、北側接道と南側接道の どちらが自分たちの希望の家が建ちそうか見てもらえないだろうか というご依頼を受け、敷地を見に行きました。 法規をチェックし、大まかなプランを作成中です。

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  • リノベーション?新築?

    リノベーションをお考えの建主の方とご検討中の物件を見に行きました。 「LDKなどメインの部屋を1階に、子共部屋・客間等の個室を2階に。 できれば、子供たちがのびのびできるお庭を!」というご希望で探されています。 見学させていただいた物件は 現在、二世帯住宅 風致地区により建蔽率30% 1階RC造、2階木造 のしっかりとした建物でした。 ただ、二世帯住宅のため、間取りが小割になってしまっているのが、気になられるとのこと。 既存のおうちであらゆる条件をクリアし、しっくりくる物件を見つけるのは、 出会いや縁みたいなものなのかもしれませんね。

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  • 茅葺き見学

    いるか設計集団さんの茅葺きの現場を見学させていただきました。 神戸電鉄へ乗って、いざ現場へ! 登録文化財の民家の移築。 屋根の葺き替えだけでなく、移築ということで、構造から作ります。 現代ではなかなかめずらしい現場です。

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  • 給水塔

    敷地の上下水関係を調べに水道局へ向かうと、 「!!!!!」 田園地帯に巨大なきのこを発見! 給水塔っていろんなデザインがありますが、 私たちに一番身近な塔で魅力的です。 夕方も良さそう。

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  • おふろだいすき

    絵本「おふろだいすき」ご存知ですか。 主人公のまこちゃんがお風呂に入っていると次々に湯けむりの中、水辺の動物が現れるというお話です。 小さな頃、お風呂は少し特別な場所でした。 湯気で視界は悪く、洞窟のように音は響き、歌うといつもより上手に聞こえる。 そんな不思議な感覚がこの「おふろだいすき」のように実際より広く感じさせました。 ユニットバスが増える中、この「おふろだいすき」の感覚は少し完全では無くなったように感じます。

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  • 原風景

    「原風景」・・・原体験におけるイメージで、風景のかたちをとっているもの。 設計中どうも私は半屋外のような場所が好きな傾向があるなと感じています。 おそらく私の体に擦りこまれた原風景がそんな傾向を作りだしているのだと思います。 小さい頃、三軒隣の祖父母の庭で朝から晩まで毎日遊んでいました。 飛び石、一段飛ばし・二段とばし・・忍者のように! 丸く刈り込まれたツゲの木に干しているお布団の上にのる。サツキではだめ。枝がやわらかくてしなるから。 お腹が空いたらツツジの蜜をすう。 落ち葉の季節は焼き芋。 クスノキを家に見立てて、ままごと。各枝を個室とする。 あつーくなった庭石の上でだらだらする・・・ ダイナミックな自然ではないけれど、安心して遊べるお庭が大好きだったなぁと思います。

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